皆さんは、悪いことをした時、「バチがあたるよ」と注意されたことはないでしょうか。
また、何かよくないことが起きた時、「自業自得だ」と言われたことはありませんか。
「業」というのは行いのことであり、「自業自得」というのは、自分の行いを自分で得る、
つまり、自分のしたことが自分に返ってくるという意味です。
今回は、「自業自得」について学んでいきたいと思います。
大石の喩え
ある時、ある村長が、お釈迦様に問いかけました。
「お釈迦様は、全ての人を善き処に生まれさせることができるのでしょうか」
お釈迦様が、
「ここに悪を犯してきた人がいるとしよう。この人が命終えた後、大勢の人が集まり、
『善き処へ生まれ出よ』と言って祈ったならば、この人は祈りによって善き処に生まれるだろうか」
と、逆に問われると、村長は、
「いいえ、そのようにはなりません」と答えました。
すると、お釈迦様は、喩えを用いて、次のようにお説きになりました。
「たとえば、ある人が巨大な石を深い湖に投げたとしよう。
そこに大勢の人が集まり、
『大石よ、浮き上がれ、陸上に昇れ』
と祈っても、その大石は、人々の祈りによって陸上に昇らない。
それと同じように、悪人は、悪しき処に生まれるだろう。
一方、ここに悪を禁じた生活を続けた人がいるとしよう。この人は、善き処に生まれるだろう」
私たちが悪いことをした時、目には見えませんが、一つ一つが悪業として積み重なっています。
たとえば、私たちは必ず食事を取らねばなりません。しかし、食事をするということは、生き物の命を頂くことであり、
悪の一つ「殺生」を犯していることになります。
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