念佛宗 【念仏宗】無量壽寺|まなびの泉

念仏宗の総合案内 サイト更新日2019年12月8日

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暗い心の原因
 私たちは皆、幸せを求めて生きています。「お金さえ有れば、何でも買えて幸せになれる。さらに美しくて、勉強もできたら最高だ」と、誰もが一度は思うのではないでしょうか。
 しかし、実は、それらが有っても無くても、苦しみや悩みは皆、同じように有り、無くなることはありません。よい環境でも、物事が上手くいっても、苦しみや不安が無くならないのなら、苦しみの原因は外に有るのではなく、自分の心に有るということになります。
 そのように私たちを苦しめる心を、 仏教では、「煩悩」といいます。
 新しいゲームを買ってもらっても、また、新しいゲームが出れば、欲しくなります。このような煩悩を「貪欲」といいます。欲しい物が手に入らず、思い通りにならないと、怒りの心が出てきます。このような煩悩を「瞋恚」といいます。また、友だちが新しい服を買ってもらうと、羨ましいと思ったりします。このような煩悩を「愚痴」といいます。これらの心が、私たちを苦しめる原因となっているのです。

太陽のような心

 くもりの日や雨の日は、太陽は無くなったかのように見えますが、厚い雲に隠れているだけで、無くなったわけではありませんね。それと同じように、私たちの心の奥底には、明るい太陽のような心が輝いています。
 赤ちゃんをあやす時は、誰でも優しい笑顔で赤ちゃんをあやしています。それは、赤ちゃんが、無邪気な笑顔を私たちに向けてくれるからです。純真無垢で素直な笑顔に触れると、私たちも純真になるのは、もともと、私たちの中に、「明るい心」が有るからです。
 しかし、その太陽のような明るい心が「煩悩」という雲に覆われ、見えなくなっているのが、私たちなのです。自分が落ちこんでいる時、「大丈夫?」と優しい笑顔で声をかけられ、心が軽くなったことはありませんか。辛いことがあった時、お母さんの優しい笑顔に癒やされたことはありませんか。
 明るい笑顔には、相手の心を癒やし、元気を与えられる、とても素晴らしい力があるといわれています。明るい心と笑顔は、周りの人の心も明るくすることができます。明るい心で、皆に優しい笑顔や言葉を向けて、太陽のように、皆の心を照らせる存在になっていきましょう。


文・飛鳥 ゆめ

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