念仏宗【念佛宗】無量壽寺|まなびの泉

念仏宗の総合案内 サイト更新日2024年10月8日

 
 

 
 
 みなさんの周りの、仲のよい友だちと過ごした日々を、一度振り返ってみてください。放課後、友だちの家や公園へ遊びに行ったり、一緒に登下校したり、運動会や文化祭にクラスの皆で取り組んだり、きっとたくさんの思い出が溢れてくることでしょう。
 そんな中で、皆さんが友だちの温かさを感じたのは、きっと、困っていた時、友だちが励ましてくれたり、叱ってくれるなど、真心のこもった言葉をもらった時ではないでしょうか。
 今月は、言葉のもつ優しさ、真心のこもった温かい言葉について、考えてみたいと思います。
 
 

心に寄り添う言葉

 
 ある時、お釈迦様は弟子に対して、人のあるべき姿について、次のように仰せになりました。
「真の人には、嘘いつわりの心や、人をだます心、ご機嫌とりの心はない。
 真の人は、優しい笑顔と慈しみの言葉をもって、悩み苦しむ人々に寄り添い、その人の願いをすぐに感じる。
 そして、その心を感じとって問いかけ、教えてあげ、導いてゆく。これこそが、人のあるべき姿である」