みなさんの周りの、仲のよい友だちと過ごした日々を、一度振り返ってみてください。放課後、友だちの家や公園へ遊びに行ったり、一緒に登下校したり、運動会や文化祭にクラスの皆で取り組んだり、きっとたくさんの思い出が溢れてくることでしょう。
そんな中で、皆さんが友だちの温かさを感じたのは、きっと、困っていた時、友だちが励ましてくれたり、叱ってくれるなど、真心のこもった言葉をもらった時ではないでしょうか。
今月は、言葉のもつ優しさ、真心のこもった温かい言葉について、考えてみたいと思います。
心に寄り添う言葉
ある時、お釈迦様は弟子に対して、人のあるべき姿について、次のように仰せになりました。
「真の人には、嘘いつわりの心や、人をだます心、ご機嫌とりの心はない。
真の人は、優しい笑顔と慈しみの言葉をもって、悩み苦しむ人々に寄り添い、その人の願いをすぐに感じる。
そして、その心を感じとって問いかけ、教えてあげ、導いてゆく。これこそが、人のあるべき姿である」
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