皆さんは、誰かに嫌なことをされたとしたら、やり返しますか。
やり返せば、確かに一時的には心が晴れるかもしれませんが、それがまた相手に嫌な思いをさせ、さらなる仕返しが来るとしたら、苦しみが続いていくことになってしまいます。
大切なのは、相手がなぜ、そのような行動をしたのかを深く考え、広い心で受け止めることです。
たとえば、少女が雌鶏にとって大切な卵を「いただきます」という感謝の心で頂いていれば、一個で満足していたかもしれません。
雌鶏も、「大切に食べてくれているなら」と、怨む気持ちが起こらなかったかもしれません。
雌鶏が、「我が子を食べられた辛さを、他の誰にも経験してほしくない」と思っていれば、復讐をしなくてすんだのかもしれません。
争いは、自分のことばかり考えることから起きてしまいます。
「自分が苦しいことは、相手も同じように苦しい」と考え、相手を思いやることが大切です。
まず自分が怨まないことで、相手の怨みも静まり、ようやく平穏が訪れるのです。他を思う心、慈しみの心を実践することは、未来を変えていける、小さな燈になります。
その燈の一つ一つが全世界に広がっていった時、世界の平和が現実となるのです。
文・日向 うらら
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