
皆さんは自分が一生懸命やっていることを邪魔されたり、悪口を言われたりしたら、どんな気持ちになりますか。腹が立ったり、嫌な気持ちになったり、相手のことを憎らしいと思うこともあるかもしれません。
お釈迦様の時代にも、お釈迦様や弟子たちが、善いことをしようと心がけて修行されていても、他の人に悪口を言われたり、邪魔されたり、時には命を狙われることもありました。
そのような時、お釈迦様は、どのように対処されたのでしょうか。今回は、「四つの慈しみの心」について学んでいきましょう。
常に慈しみをもって
ある時、お釈迦様は、弟子たちに、次のように仰せになりました。
「ある人が愚かにも、私に対して善くないことをしたとしても、私は尽きることのない四つの慈しみの心をもって、その人を護り、救済しようとする。それでも、さらに悪いことをしてくるようなことがあっても、私はさらに善い行いをもって対応する。このようにすれば、幸福と善い結果は、常に私の方に現れる。悪い行いを繰り返していると、悪い結果は、その人の方に降りかかる」
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