よく考えてみると、両親が一生懸命働いてくれて、身の回りのことをしてくれているおかげで、ノートや筆記用具を買うことができ、毎日ご飯を食べることができます。
両親がいてくれるから、今の生活があり、しかも自分がこの世に生まれてくることもできたのです。
他にも、毎日着る服や、かばんやくつなど、それらがあるおかげで不自由なく勉強ができたり、生活したりすることができます。
毎日口にする食べ物は、もともとは命があり、生きていたものです。
野菜一つとっても、育てた人やお店で売る人など、たくさんの人によって初めて自分のもとに届き、それを食べることによって自分の体を作り、毎日元気に過ごすことができます。
私たちは、決して一人では生きていくことはできません。
自分の周りにいるすべての人たち、すべての物は、自分が生きる上で大切な存在であり、それはとてもありがたいことなのです。
喜びにあふれた人生
私たちは、いつもいろいろなことを「当たり前」と思ってしまい、なかなか感謝することができないでいます。
でも、自分がお手伝いをした時や、忘れ物をした友だちに、物を貸した時など、「ありがとう」と言われると、「してよかった」と思うものです。
毎日私たちを支えてくれている人たちに、感謝の心を持って、言葉や行動で伝えることができたら、必ず気持ちは伝わるでしょう。
いつも使っている物に「もったいない」という心で接し、大切に使うことや、食べ物を残さず食べることも、立派な行動です。
感謝の心を持ち、それを言葉や行動で表すことで、自分の周りに喜びが広がり、自分自身も喜びにあふれた、幸せな人生を歩むことができるのです。
文・陽美 まり
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