皆さんは、普段どんな時に腹が立ちますか。友だちからいじわるなことを言われて、ついカッとなって言い返してしまったことはないでしょうか。私たちは、思い通りにいかないことがあると、ついイライラしてしまいがちです。
今回は「自業自得」について考えていきましょう。
風に向かって砂を投げる
ある日、お釈迦様が朝早くに托鉢をしておられると、一人の男が近づいてきました。男は異教徒で、お釈迦様のことを快く思っていませんでした。近づいてきた男は、ありったけの大声をあげて、お釈迦様の悪口を言いました。しかし、お釈迦様は平然として、托鉢を続けられます。
それを見て、男はますますカッとなり、地面の砂をつかんで、お釈迦様に向かって投げつけました。すると、ちょうど風がお釈迦様の方から男の方に吹き、投げた砂は、砂ぼこりとなって、男の顔にふりかかったのです。
あわてふためく男に、お釈迦様は、次のように説かれました。
「もし人、理由もなく、悪語をはなち、罵声をあびせ、清浄無垢なるものを汚そうとするならば、その悪はかえって自分に戻ってくる。たとえば、砂をとってその人に投げれば、風にさからって、かえって自分を汚すように」