
皆さんは、風邪やインフルエンザなどで、頭やおなかが痛くなり、苦しい思いをしたことはありませんか。
そんな時、皆さんのお父さんやお母さんは病院に連れて行ってくれたり、早く治るようにと、栄養のある食事を作ってくれたりしますね。病気の時、痛いところをなでてもらったり、やさしく看病してもらうと、つらいのも忘れてしまうほどです。今回は、「看病の大切さ」について学びます。
病の弟子
ある日のこと、お釈迦様の弟子の一人が病気になり、起き上がる力もなく、苦しんでいました。その弟子は、昼も夜も、心に、お釈迦様の名前を唱えていました。これを聞かれたお釈迦様は、他の弟子たちを連れて、病にかかっている弟子のもとへ行かれました。そして、
「全く心配することはない。私が看病しよう」と仰せになり、弟子の体のよごれをふき取り、きれいな水で洗われました。そして、食べ物を食べさせ、ひと通りの世話を終えられると、弟子たちに次のように仰いました。
「私に仕えようと思う者は、病気の者を看病しなさい。私に奉仕することによる功徳と、病人を看病することによる功徳は、同じである」
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