親にとって、子供は、とても大切な存在です。「可愛い我が子のためなら」と、自分のことはさておき、子供のことを一番に考えて行動するものです。
長者も、息子カーラの幸せを願って、彼が興味を持つように工夫しながら、お説法に通わせました。はじめはお金に釣られていた息子も、難しいお説法を「学ぼう」と思うようになり、ついには悟りを得ることまでできました。それも、お金を受け取らなかったことから、真の幸せについて学ぶことができたのでしょう。
「親は、生きている間だけではなく、自分が死んだ後でさえも、子供の安全と幸福を願っている」と、お釈迦様は仰せです。
皆さんの御両親も、我が子の幸せを、いつでも、どこにいても願っています。
文・秋空 あゆむ
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