念仏宗【念佛宗】無量壽寺|まなびの泉

念仏宗の総合案内 サイト更新日2024年10月8日

 

 
 
 皆さんは普段、「こうしよう」と思い立ったことを、思うように実行できなかったことはありませんか。
 たとえば、「お母さんが大変そうだから手伝った方がいいかな。でも、友だちと遊びたいからやめよう」とか、「挨拶しなきゃ。でも恥ずかしいからやめとこう」と思うことは、よくあることです。
 こうした時、初めに思い立ったことは善いことのはずですが、次に「でも」がついたとたん、そのように実行することができません。
 

仏 の 心  人 間 の 心

 
 お釈迦様は、「人は誰もが仏の心を持っている」と仰いました。
 その心の一つが、手伝いなどをして「人の役に立ちたい」という心です。
 人のためを思って行動することは、とても尊い、善いことです。
 しかし、私たちは日頃、過ごしている時間のほとんどで、自分のことばかり考えているため、周りの人のために行動しようとしても、いつのまにか、自分の欲や感情をもとに動いてしまいます。
 この「自分中心」の心が、善い行いの邪魔をしてしまうのです。
の心」は本来、きれいな心ですが、「自分中心」の心が強くなってくると、だんだんと、私たちの心はいやしく、汚れたものになってきます。
 汚れた服を洗うためにきれいな水が必要なように、汚れた心をきれいにするには、きれいな心に触れることが大切です。