
皆さんは、どんな時にほっとしますか。テストの結果がよかった時、怖い思いをしても、それが夢だと分かった時など、いろいろ思い浮かぶでしょう。また、家にいても、一人でいるより、誰か家族がいてくれたほうが、安心するのではないでしょうか。
私たちは不安な気持ちが解消された時、ほっと安らいだ心になれますが、日々、新しい不安や心配が生まれるため、ずっと安心して過ごすことは難しいものです。仏様の教えは、そんな私たちを、真の安心へと導いて下さいます。
恐怖に襲われたら
ある時、お釈迦様は、弟子たちに、次のように語られました。
「もし、森の中や空き家で、恐怖に襲われ、毛が逆立つようなことがあれば、私のことを思い、念じるがよい。そうすれば、恐怖を払うことができる。もし、私を思うことができない時は、法を思い、念じるがよい。法は、私たちに安心をもたらすものである、と。そうすれば、恐怖が去るであろう。もし、法をも念じることができない時は、僧を思い、念じるがよい。僧は、善き行いをする仲間であり、尊敬すべき、豊かな実りをもたらす者たちである、と。そうすれば、恐怖も不安も払い除かれるであろう」
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