念仏宗【念佛宗】無量壽寺|まなびの泉

念仏宗の総合案内 サイト更新日2024年10月8日

 
 


 皆さんは、普段から周りの人を思いやった行動ができていますか。
 家族や友だちが困っていても、面倒くさそうなことだったら、見て見ぬふりをしてしまうことはありませんか。
 反対に、「これをすれば、おこづかいがもらえるから」などと、見返りがあることを期待して、手伝ったことはありませんか。
 私たちはつい、自分の都合で物事を考えがちです。そこで、今回は、自分を勘定に入れず、他を思いやることについて考えてみましょう。

菩薩のあり方

 お釈迦様が、1250人の比丘と、祇園精舎におられた時のことです。
 須菩提尊者が、お釈迦様に申し上げました。「お釈迦様。佛となるためには、どのような心で、どのような行いをすればよいのでしょうか」 すると、お釈迦様は次のように仰せになりました。
「善きかな。須菩提よ。今、汝に、菩薩がどのような心で、何をすべきかを教えよう。
 菩薩は、何かにとらわれることなく、布施を行うべきである。
 もし、とらわれの心なく布施をすれば、量り知れないほどの福徳が得られるであろう」
 
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