念仏宗【念佛宗】無量壽寺|まなびの泉

念仏宗の総合案内  2026-03-21

 
 


皆さんは、なかなかよい結果が得られずイライラしたり、早く結論を得ようと勇み足になったりして、
かえって遠回りをした経験はありませんか。
逆上がりの練習を途中で投げ出してしまっては、決してできるようにはなりません。
苦手な教科のテストでも、「どうせ自分はできない」と開き直ってしまっては、それ以上に力を伸ばすことは難しいでしょう。
今回は、目標を達成するために諦めず耐えることがいかに大切か、考えたいと思います。
 
◇時を待つ犬◇
昔、ある人が一匹の犬を飼っていました。その犬は飼い主から大切にされ、大きく育ちました。
ある時、一人の村人がその犬を見つけ、飼い主に服とお金を与えて、無理矢理に犬を連れていってしまいました。
犬は、優しい飼い主から離れたくありませんでしたが、吠えることなく、大人しく村人についていきました。
村人は森の入口にある小屋に入ると、犬が逃げないように革ひもで縛りつけ、横になって寝てしまいました。
しかし、犬は逃げ出そうともせず、ただ大人しくしていました。
夜になり、村人たちが寝静まった時、犬は「今だ」とばかりに革ひもを噛み切って逃げ、飼い主が待つ家に帰ったのでした。
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