念佛宗 【念仏宗】無量壽寺|まなびの泉

念仏宗の総合案内 サイト更新日2020年7月5日

HOME > まなびの泉 本棚 > 本棚70 1頁






 みなさんは、友だちとけんかをして、仲直りができなかったことはありませんか。また、学校で叱られて、「なぜ自分だけが叱られなければいけないのか」と感じたことはありませんか。感情的になったり、一方的な考え方しかできないでいる時には、「相手が間違っているのに」「どうして自分だけ」などと思いこんでしまうものです。
 今回は、正しい道に進むことを邪魔してしまう心のあり方について学んでいきましょう。

サンジャヤのプライド

 お釈迦様の二大弟子とされる舎利弗尊者と目連尊者は、もともと、サンジャヤという有名な思想家に入門していました。しかし、教えを学ぶにつれて、そこでは人生の目的を解決できないのではないかと思い始めました。
 そんなある日、舎利弗尊者は、街角で一人の修行僧に出会いました。その清らかな姿に感動した尊者は、修行僧から教えを聞き、これこそ真実の道だと確信を深めました。そして、目連尊者に知らせ、二人で入門することを誓い合いました。その後、師であったサンジャヤにも声をかけ、お釈迦様のもとで修行しようと誘いました。
 ところが、サンジャヤは、
「私は多くの弟子を持つ身である。もし、私がその場所へ行けば、私は釈迦の前でひざをつかなければならない。それは、私のプライドが許さない」と拒否したのです。
 後に、サンジャヤの250人の弟子たちも、お釈迦様のもとへ向かってしまい、サンジャヤは、熱い血を吐いて怒り狂ったと伝えられています。
 これを聞かれたお釈迦様は、
「サンジャヤは、邪な見方によって、真実でないものを真実と捉え、真実を真実でないと捉えたのだ」と仰せになりました。

本棚70 2頁