火事が起きた時、オウムは、飛んで逃げられるにもかかわらず、他の動物たちのために火事を消し止めようという強い意志を持ち、自分にできる精一杯のことをやり続けました。その結果、自分を犠牲にしても仲間を守ろうとした尊い心が天に通じ、帝釈天が力を貸してくれたのです。オウムの姿は、諦めず、努力を続けることの大切さを教えてくれています。
私たちの心は、「善い行いをしたい」と思う反面、すぐに「楽をしたい。怠けたい」という気持ちがわいてきます。そんな怠け心に打ちかつためには、何か目標を立てて、実行できるように努力を続けることが大切です。努力する前から、できない理由を探していると、いつまでたっても実行はできません。善に向かって、精一杯の努力をすることが尊いことなのです。
善いことを実行する
どんな小さなことでも、やり続けることによって、いつか大きな結果となって現れます。それは、水の流れが、ごつごつした岩を、何年もかかって丸くしてしまうようなものです。
まずは小さな行動から始めましょう。行動していくうちに、あなたの行いに感銘を受け、助けてくれる仲間が増えていくことでしょう。
文・飛鳥 ゆめ
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