皆さんは周りの人をうらやましく思ったことはありませんか。頭がよくていいな、スポーツがうまくていいな、人気者でいいな、きれいな家に住んでいていいな…など、誰でも周りと自分を比べたことがあるでしょう。そんな時、「どうせ自分なんて」と、自分の悪いところばかりに目がいってしまってはいませんか。
うらやむ心
お釈迦様とその弟子たちは、町や村の家々を訪ねて、人々に教えを説き、食べ物のお布施を受けていました。しかし、一人一人が別の家に訪れるため、全員が同じ食べ物を受けるわけではありません。ある日のこと、お釈迦様は、一人の弟子が、他の弟子がもらった食べ物をうらやましがる姿を御覧になり、弟子たちに向かって、次のように説かれました。
「自分の得たものに、がっかりしてはいけない。そして、他人の得たものを、うらやましがってもいけない。それでは、心の修行をしているのに、心の安らぎを得ることができなくなってしまう。たとえ得たものは少なくても、それに満足し、感謝できるなら、その姿を神々は誉め讃えるであろう」
123456789101112131415161718192021222324252627282930313233343536373839404142434445464748495051525354555657585960616263646566676869707172737475767778798081828384858687888990919293949596979899100101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120121122123124125126127128129130131132133134135136137138139140141142143144145146147148149150151152153154155156157158159160161162163164165166167168169170171172173174175176177178179180181182183184185