お釈迦様は、言葉について、次のように仰いました。
「すべての言葉には、時に合った言葉と合わない言葉、真の言葉と嘘の言葉、柔らかな言葉と荒々しい言葉、役に立つ言葉と害のある言葉、慈しみの言葉と憎しみの言葉がある。
私たちは慈しみの思いを心に蓄え、怒りや憎しみの心にならないよう努めなければならない」
心の贈りもの
私たちは、相手に自分の気持ちや考えを伝えようとする時、言葉を使います。
その気持ちが怒っている時、言葉は荒々しくなり、やさしい気持ちでいる時、言葉は自然と柔らかくなります。
言葉は、私たちの心から生まれます。
ですから、たくさんの言葉の中から、私たちがちゃんと言葉を選ぶためには、お釈迦様の仰る「慈しみの心」が大切です。
慈しみの心とは、相手の気持ちを想像し、相手の立場に立って、相手に伝わるように話そうとする時、生まれる心です。
それは、どうすれば分かりやすいか、自分の気持ちがきちんと伝わるか、相手が傷つかないか、相手のためになる言葉かなど、「相手への思いをめぐらせる」ことから生まれる言葉です。
私たちはまず、自分の口から出てくる言葉全てが、相手への贈りものだと考えてみましょう。
文・日向 うらら