皆さんは、父の日や母の日にプレゼントをしたことがありますか。プレゼントを選ぶとき、きっと、「お母さんの好きなものや、お父さんの喜んでくれるものは、何だろう」と、相手の立場に立って考えたのではありませんか。いつもは、つい自分中心に生活している私たちですが、時には相手の立場に立って考えることも大切です。
今回は、相手の立場に立って考えることについて学びましょう。
お釈迦様と子供たち
ある日、お釈迦様が歩いておられると、小川で捕まえた魚にひどい仕打ちをしている子供たちに出会いました。この様子を御覧になったお釈迦様は、子供たちに向かって仰せになりました。
「子供たちよ。汝らも、人からひどいことをされるのは、好きではあるまい」
そう言われた子供たちは、自分を魚の立場に置き換えて考え、そっと魚を小川に返してやりました。
お釈迦様は、子供たちに優しく話されました。
「苦しみを受けたくなければ、悪いことを思ってはならない。悪い行動をしてはならない。もし、悪いことをしたなら、人は苦しみから逃れられない」
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