皆さんは、人にからかわれたら、どんな気持ちになりますか。
怒ったり、嫌な気分になってしまうのではないでしょうか。
反対に、おだてられたり、褒められたりした時は、どうでしょう。嬉しくて、つい気持ちが舞い上がってしまうのではないでしょうか。
このように、周りの人の言動に影響を受けやすいようでは、心を穏やかに保つことは難しいものです。
今回は、周りに流されない「揺るがない心」を学んでいきましょう。
◇不動のバッディヤ◇
二千五百年の古、お釈迦様の弟子で、バッディヤという長老がいました。
長老は背が低かったため、見習いの少年や未熟な比丘たちは、
「小さなおじさん、楽しいですか。出家生活に飽きていないですか」
などと言い、耳や鼻をつまんだりして、からかっていました。
しかし、バッディヤ長老は、決して怒ることはありませんでした。
ある時、この話を聞かれたお釈迦様は、
「比丘たちよ。煩悩が尽きている者というのは、怒ることもなければ、他を傷つけることもない。岩山のように、不動であり、揺らぐことがない」
と仰せになり、次の偈を唱えられました。
「あたかも堅い岩山が風によって揺るがぬように 賢者は非難と賞讃に 決して動じることがない」
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